『ナイトウォッチ三部作』上遠野浩平

ぼくらは虚空に夜を視る (徳間デュアル文庫)

ぼくらは虚空に夜を視る (徳間デュアル文庫)

わたしは虚夢を月に聴く (徳間デュアル文庫)

わたしは虚夢を月に聴く (徳間デュアル文庫)

あなたは虚人と星に舞う (徳間デュアル文庫)

あなたは虚人と星に舞う (徳間デュアル文庫)

4/30読了。今年37~39冊目。
SF系ライトノベル。SFとしてもとても面白い。
去年の夏に『ブギーポップは笑わない』を読んだけどあまり面白いと思わなかった。だからこの本にもあまり期待していなかったのだけど、予想は見事に裏切られてとても面白かった。
設定について書いてしまうとネタバレになるのであまり書けないけど、中高生がみな感じている非現実感を題材にしているとだけ書いておく。こういう部分はゼーガペインとそっくりで、とくに『ぼくらは虚空に夜を視る』はキャラクターやストーリーまで似ている。と言っても、どちらを先に読んでもまったく問題ないと思う。ぼくはゼーガペインが先だけど、両方とも楽しめた。
SFアニメを見るような感覚で楽しめたのだけど、ライトノベル的な表現にはやはりまだ馴染めない。このような物語と世界観を享受するにあたって、アニメよりもライトノベルの方が優れている点はなんだろう、という疑問を感じた。もっとライトノベルを読んでいくことで解決していくと思う。