夏が近い

高校生最後の夏。わりと進学校に通っているので、教室のみんなは受験勉強に熱心。高校生のうちに読書を一区切りつけたい、とぼくは思う。
気が早いのはいつもの癖で、大学生になってから引きこもらず人間関係を構築できるかばかり心配している。心配したところで、今はなにも対策できない。もどかしい。
夏休みは乱読したい。でも、乱読できないことはわかっている。なぜならぼくは活字に弱い。活字中毒ってどういう感覚なんだろう。まったくわからない。
とにかく、気分だけは乱読する。気が済んだら、秋以降は世界史や化学の勉強をしよう。
いつものことだけど、夏休みはそんなに長くない。