『ユービック』フィリップ・K・ディック

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)

7/25読了。今年69冊目。
ディック作品で珍しくプロットが破綻していない、と紹介されていたので読んでみた。確かに他の今までに読んだ作品は回収されていない伏線や意味のわからないシーンがたくさんあった。言われるまで全く気にならなかったけど。扱われているテーマや世界観はディックらしい、現実と虚構が混ざり合った曖昧な雰囲気。すっきりとした結末で、それが少し物足りなく感じたりもした。