『密閉教室』法月綸太郎

密閉教室 (講談社文庫)

密閉教室 (講談社文庫)

7/19読了。今年67冊目。
1988年に発表された法月綸太郎のデビュー作。佐藤友哉がデビューするときに推薦した人で、佐藤友哉に与えた影響などが知りたくて読んでみた。少し古くさい(88年の小説だから当たり前だけど)青春小説と、エラリー・クイーン(あまり知らないけど)のような本格推理小説が混じり合った感じだった。高校が舞台で、男子生徒が密室の教室で発見されるというシチュエーションは『エナメルを塗った魂の比重』と同じだった。