『デリダ―脱構築』高橋哲哉

デリダ (「現代思想の冒険者たち」Select)

デリダ (「現代思想の冒険者たち」Select)

4/22読了。今年34冊目。
講談社現代思想冒険者たちシリーズの一冊。デリダの解説本。
読むのにとても時間がかかった。難しい本を読むときに、読書に疲れる→なかなか進まない→内容を忘れて読み直し→読書に疲れる、という無限ループにはまってしまい、気がついたら何週間も経っていたなんてことがよくある。この本も2週間かかった。
率直に言うと難しい。デリダだから当たり前だ。脱構築がどんなものなのかだいたいわかった。他の思想もなんとなくニュアンスは掴んだ。でも、説明しろと言われたら一言もしゃべれない。
用語集や著作解説が付録として付いているので、何かと便利な本ではあると思う。解説も、それぞれの細かいパートで見るとわかりやすい。そういうところから判断して良著なのだろうけど、いかんせんデリダの方につかみ所がない。
もう一度読み返すべきなのかもしれないけど、疲れたからしばらく小説を読もうと思っている。