『ウェブ人間論』梅田望夫,平野啓一郎(新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)

日本におけるインターネット元年から十年。今、ウェブ2.0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか──。ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。

2/3読了。今年8冊目。
なんとなく古本屋で買って積んでいて、先週なんとなく手に取ってみた。
全く違う立場の二人のウェブに関する対談。専門が全く違うため、お互いに自分の詳しい分野については説明しながら話し進めるような感じで、読者としてはわかりやすい。
文理の選択を迫られているので、ついつい理系vs文系という視点で読んでしまった。とは言っても、あくまで現実にこだわる平野啓一郎と、ウェブにひきこもってもいいじゃないと言う梅田望夫という対称性は、あまり文理に関係ないと思う。でも、確かに文理の明確な差は表れていて、そこの部分は大いに参考になったと思う。