『グリーン・マイル』スティーブン・キング(新潮文庫)
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年間100冊への救済策として読んだ。
スティーブン・キングの小説を読んだのは『スタンド・バイ・ミー』以来で、合計2回しかない。本当はもっとホラー要素の濃い『IT』や『呪われた町』を読みたいと思っているのだけれど、結局またホラー要素の低いものを選んでしまった。もちろんそのような描写がないわけではないが、どちらかというと「人間の死」について考えるような物語だった。哲学的な「死」よりかは「人間の死」と表現すべき、泥臭くて目をそらしたくなるようなものだと思う。伏線の張り方や次巻への引っ張り方は確かにうまいと思ったけど、やっぱりぼくはスティーブン・キングにはホラーを求めます。またの機会を見つけて読みたい。