『リアルのゆくえ──おたく/オタクはどう生きるか』東浩紀+大塚英志

10/14読了。今年83冊目。
実は年間100冊が危ういのではないかと気づき始めた今日この頃。
学校の図書館に『動物化するポストモダン』がなくて、おたくの多い学校の割にはオタク評論の本には弱いのだろうと思っていたら、この本が発売直後にもう入荷されていて早速借りた。開いてみるとただ二人がひたすらけんかしているだけで、議論は全く進まない。これがモダンとポストモダンの差異なのかと実感できただけでも十分に読む価値はあったと思う。「それは仕方ない」と言い続ける東浩紀に対して、大塚英志が、諦めるなよぼくにはそれがわからない、と反論して説得する。よくこんなに何度も話し合う気になったよな、と思う。それでも対話する意味があるのなら、ぼくももっとコミュニケーションをとる努力をすべきか。