『私の身体は頭がいい』内田樹

私の身体は頭がいい (文春文庫)

私の身体は頭がいい (文春文庫)

私の身体は頭よりも、はるかに賢い──。武道家でありレヴィナス研究者である著者が放つ最強の身体知。本当に危険な敵と対峙したときはどうすべきか、身体の感受性を育む体育とは何か、最高のパフォーマンスを生む心身の状態とは? 危機管理法から胆力の付け方まで、よりよく生きるための武術的思考法を伝授。 解説・平尾 剛

7/29読了。今年63冊目。
内田樹のブログや論文やインタビューをまとめたもの。
寄せ集めだから、本全体としてはまとまっていないけれど、テーマが一貫していて読みやすかった。ブログの文章から論文(というほどは難しくないけれど)へと章がかわるところでは少し戸惑ったけれど、文章は相変わらず内田節だから安心感がある。
武道をやっていないぼくには、理屈はわかっても全く実感が湧かないという話も多いけれど、内田樹が言うとおり、年齢を積んでいろいろな経験をして、もちろん武道にも触れるうちに少しずつわかってゆくのではないかと思う。