『Gの残影』小森健太朗

9/23読了。今年94冊目。
ロシア革命家における神秘主義教団の話。ちょっとだけ推理小説してる部分もあるけど、どう考えてもそちらがメインではない。神秘主義と言っても、わかりやすい筆致で解説してくれているから読みやすいし、グルジェフウスペンスキーの関係も書いてあるから、なんとなく神秘主義に入門した気持ちになれる。よく知っているひとには歴史や書物の解釈の一つとして意外性もあるらしく、神秘主義思想に詳しいひとも詳しくないひとも楽しめるようになっているみたいだ。