『百年の孤独』4日目

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

218ページまで。アウレリャノ・アルカディオ大佐が、映画で見たチェ・ゲバラに重なってきた。

ひとりきりのときはホセ・アルカディオ・ブエンディアは無限につづく部屋を空想して楽しんだ。自分がベッドから起きあがり、ドアをあけて、頭のところが鉄でできている同じベッドと同じ籐の揺り椅子がおかれ、同じロス・レメディオス聖母像が奥の壁にかかっている、別の似たような部屋へはいっていく夢をみた。その部屋から別のまったく同じような部屋へ移り、そのドアをあけて、さらにまったく同じような部屋へ、そこからまたまったく同じような部屋へ、という具合で、これが際限もなく続くのだ。(170,171ページ)

「その力が残っていたら」と医者に言った。「裁判にかけずに、あんたを銃殺させるところだ。命の恩人なんてもんじゃない。おかげで赤恥かいてしまった」(216ページ)