『四季 夏』森博嗣(講談社ノベルス)

四季・夏 (講談社ノベルス)

四季・夏 (講談社ノベルス)

米国から帰国した真賀田四季は13歳。すでに、人類の中で最も神に近い、真の天才として世に知られていた。叔父、新藤清二と行った閉園間近の遊園地で、四季は何者かに誘拐される。瀬在丸紅子との再会。妃真加島の研究所で何が起こったのか?『すべてがFになる』で触れられなかった真相が今、明らかになる。

2/9読了。今年12冊目。
『春』とはだいぶ印象が違う。とても近い位置からとはいえ、あくまで外部から四季を描く『春』とは違い、『夏』の後半は四季本人の視点から描かれる。そして四季の思考も出てきたりして、その神聖さ(頭の良さ)は失われる。物語の都合上しかたないのはわかるけど、少しがっかりした。