『実存からの冒険』西研

実存からの冒険 (ちくま学芸文庫)

実存からの冒険 (ちくま学芸文庫)

ポスト・モダンの虚脱感にもめげず、〈充実した生〉を生きる可能性を、ニーチェハイデガーに探る、若者のための哲学決定版。

今年68冊目。8/14読了。
この本は僕らのような若い世代に向けて書かれている。ハイデガーは難しい、難しいと聞くので、その実存主義の部分だけを知りたいと思ってチョイスした。残念ながらこの本が力を入れているのはニーチェで、ハイデガーは割と普通だった*1。全体としては面白かった。哲学者にこだわらず、著者本人の信じる実存を説明しているところに共感がもてた。でも文理が決まらない。そろそろ辛くなってきた。

*1:普通って何でしょう