『いまこの国で大人になるということ』苅谷剛彦・編

いまこの国で大人になるということ

いまこの国で大人になるということ

著者それぞれの個性を十二分に自由に発揮してもらうことで、『いまこの国で大人になるということ』への多様な切り口・語り口が生まれる。それらが一冊の書物として束ねられ、協奏しあうことで、一人の著者ではできない競演・共演ができる。
(「まえがき」より)

8/3読了。今年65冊目。
参加している著者達を列挙すると、玄田有史、菅野仁、山田昌弘苅谷剛彦浜田寿美男茂木健一郎佐倉統、吉澤夏子、島田裕巳、内野正幸、武田徹紅野謙介斉藤環佐藤健二西研小谷野敦。図書館で西研の本を検索したがなかったので、社会学のコーナーをあさっていて、この本を見つけた。ぼくが名前を知っているほどの有名な人たちが集まっているし、テーマもいまの自分にちょうど良いと思ったので読んでみた。一人一人の分量はとても短いので、ほとんど何も語られずに終わってしまう。それぞれの分野や作家のさわりとしてはよいかもと思った。短い中にも、良いと思った人も、あまりしっくりこなかった人もいる。良いと思ったのは例えば、西研、菅野仁、佐藤健二など。せっかくだし、これからこれらの人の本も読んでいきたいと思う。