『伊豆の踊子』川端康成
- 作者: 川端康成
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/05/05
- メディア: 文庫
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二十歳の旧制高校生である主人公が孤独に悩み、伊豆へのひとり旅に出かけるが、途中旅芸人の一団と出会い、一行中の踊子に心を惹かれてゆく。人生の汚濁から逃れようとする青春の潔癖な感傷は、清純無垢な踊子への想いをつのらせ、孤児根性で歪んだ主人公の心をあたたかくときほぐしてゆく。雪溶けのような清冽な抒情が漂う美しい青春の譜である。ほかに『禽獣』など3編を収録。
解説が三島由紀夫。三島由紀夫のおかげで少しは理解できたような気がします。
実は今まで川端康成を読んだことがなくて、勝手に想像していた印象とはだいぶ違った。書かれた年代さえ知らなかった。