『伊豆の踊子』川端康成

伊豆の踊子 (新潮文庫)

伊豆の踊子 (新潮文庫)

二十歳の旧制高校生である主人公が孤独に悩み、伊豆へのひとり旅に出かけるが、途中旅芸人の一団と出会い、一行中の踊子に心を惹かれてゆく。人生の汚濁から逃れようとする青春の潔癖な感傷は、清純無垢な踊子への想いをつのらせ、孤児根性で歪んだ主人公の心をあたたかくときほぐしてゆく。雪溶けのような清冽な抒情が漂う美しい青春の譜である。ほかに『禽獣』など3編を収録。

解説が三島由紀夫三島由紀夫のおかげで少しは理解できたような気がします。
実は今まで川端康成を読んだことがなくて、勝手に想像していた印象とはだいぶ違った。書かれた年代さえ知らなかった。